食わず嫌いはやめたい
先日の4月11日のこと。
昨年お受けした福岡の事件の関係で、5回目の福岡出張でした。僕はラーメンが好きなので、福岡に行ってラーメンを食べない手はない、ということで毎回ラーメンを食べています。
初回こそ、長浜ナンバーワン祇園店に行きましたが、後は新幹線へのアクセスの良さから博多デイトスの中で選んで食べています。
といっても、2回目と4回目はShinshin、3回目は博多一幸舎で食べています。博多デイトスをぐるっと見はしますが、2回目に食べたShinshinが美味しく、「2回続けてはさすがに」と思ったので、3回目は博多一幸舎にしました。博多一幸舎は、京都駅の拉麺小路にも入っていて何度も食べたことがあるのですが、「本場博多は何か違うかもしれへん」と思って入りました（京都と一緒でした）。4回目は「やっぱりShinshinにしよ」と思って入りました。このように僕は、食べ物屋さんで、あまり冒険しないタチです。
そして5回目の今回。今回は、僕のもとで司法修習中だった司法修習生を同行していました。僕のポリシーは、司法修習生には僕の生き様を見せる、なので可能な限りどこへでも連れて行くため、当然福岡にも連れて行きました。
お昼はラーメンにしよな、と言っていたので、博多デイトスへ行き、「どこでも好きなとこ選んだらええで」と言うと、彼が選んだのは「ラーメン海鳴」。
僕は内心「魚介か･･･」と思いましたが、「どこでもええ」と言った手前口には出さず、「ほな入ろか」と入りました。そう、僕はラーメンの魚介系はあえて選択することはない類いなのです。
そうして出てきたのはこれ。
普通に美味しかったです。「ほう。魚介系も意外にありかもしれへん。」と、これも内心思ったのでした。
別に彼にも直接言えばいいようなものですが、何か僕にはそういうところがあります。
ちなみに、博多には「努努鶏」という冷やして食べる手羽唐があるのをご存じですか。僕は博多に行った際には、必ずこれを買って帰ることにしており、司法修習生の彼にもお土産で買ってあげました。
その時の写真がこれ。
そんな更に、先日4月18日のこと。
僕が毎年必ず司法修習生を連れて行くことにしている職場近くのイタリアンのお店に、↑の努努鶏を持っている彼も連れて行きました。
ここでも、「何でも好きなん頼んだらええで」というと、彼が選んだのは、カラスミのパスタ。正確には「カラスミ」のイタリア名で、「パスタ」ではなく「スパゲッティーニ」だったと思いますが、ここでは単純化します。僕は内心「カラスミか･･･」と思いましたが、「何でもええ」と言った手前口には出さず、「ほなカラスミにしよか」と注文しました。そう、僕は、カラスミはあえて食べない類いの食材なのです。
そうして出てきたのがこれ。
めちゃめちゃ美味しかったです。
というわけで、司法修習生の彼のおかげで、食わず嫌いだった美味しいものに2つも出会えました。
彼の僕のもとでの司法修習は4月22日で終わり、次は民事裁判、検察庁と続き、卒業試験である2回試験に向かっていきます。彼に幸あれ。
そして、食わず嫌いはやめよう、と思いました。少なくとも今は。