文集 ー 読書日記 ー
前の記事で書いた、美村里江さん(旧芸名ミムラさん)のエッセイです。
なぜこの本を読もうと思ったのか。
この本に辿り着いたのは、以下の経過によります。
「そういえば、最近、ミムラさんってドラマとか出てはんのかな?
ググってみよ。」
↓
「んんっ???『美村里江』???」
↓
「ミムラさんの芸名が変わってるやん!!なんでやろ???
ググってみよ。」
↓
「なになに。本人がブログに書いてるぞ。
ふむふむ。もともとはムーミンのミムラねえさんが由来とな。
大河ドラマに出ることもカタカナ名を変える一つの理由と。」
などと、美村さんのブログを読んで「文章上手やなあ」と感じていると
やはりというべきか、本を出していることも分かり
表題の「文集」にいきついたというわけです。
読んでみると、美村さんが、非常に丁寧に生きておられることが分かりました。
経験した出来事や、その時抱いた感情などが、細やかに描かれています。
そうできるのは、毎日を大事に過ごしておられるからだと思います。
僕はおおざっぱな人間なので
例えば、そもそもなんで美村(ミムラ)さんが最近どうしているか気になったのか
でさえ思い出せません。
美村(ミムラ)さんは、前の記事にも書いたドラマ「ビギナー」で好きな女優さんの一人になり
その後のドラマ「めだか」も観ていたりもしましたし
結婚され、離婚されたことにも少なからずショックを受けたりもしましたが
ファンクラブ的なものに入っているわけでもなく
常日頃、思い浮かべているわけでもないからです。
仕事は丁寧にやっていると自負していますが
おおざっぱな人間で対局的だからか、丁寧に生きている方には尊敬の念を抱きます。
また、美村さんは、1か月に200冊以上の本を読むこともあるというほど
本を多く読まれることからきているのだと思いますが
言葉をとても大切に使っておられることが伝わってきました。
読んでいて
僕はこんなに大切に言葉を使えているかなあ
法律文書を書くときには慎重に言葉を選んでいるつもりやけどなあ
と自らを省みました。
装丁や中の挿絵も美村さんが選んだり描いたりされたとのことで
物としての「本」の完成度が高いと感じました。