ペイトリオッツの強さの秘訣はあらゆる組織論に妥当する

前回まで3回にわたり長々とNFLニューイングランド・ペイトリオッツの強さの理由について、私なりの分析を書きました。

なぜペイトリオッツはかくも強いのか(前編)

なぜペイトリオッツはかくも強いのか(中編)

なぜペイトリオッツはかくも強いのか(後編)




このペイトリオッツの強さの秘訣は、何もそこだけにとどまるものではなく、あらゆる組織論に妥当するのではないかと思っています。

「組織はリーダーの力以上には伸びない」とは、ヤクルトなどで監督をされた野村克也氏がよく言っておられることですが、真理だろうと思います。
ペイトリオッツの1番トップであるクラフトオーナーがベリチックの力を見抜き、信頼してすべてを任せる。
その信頼を受け、次のトップであり実質的に組織を編成するベリチックが、進むべき道筋(フィロソフィー)を正しく設定し、常に考えを止めずに自分の全ての時間をチームが勝つために費やし、そのフィロソフィーを組織に浸透させる。そのフィロソフィーとは、「当たり前のことを当たり前にする」ということに尽きるのではないかと思います。
その次のトップであるブレイディがベリチックのフィロソフィーを自らが率先して実践し、組織全体を一つにして目標に突き進む。

ペイトリオッツが強いのは、何も他のチームがしないような目新しいプレーを生み出したり、特別なことをしているわけではありません。どこのチームもやっていることを、常に正しく継続してやり続けているだけなのだと思います。
ペイトリオッツのように勝ち続けられるチームがほとんどないということは、「常に正しく継続してやり続ける」ということが、いかに難しいかということです。でも、反対に、それができれば、誰もが無理だろうと思うことであっても、実現していける可能性があるということです。

ペイトリオッツの在り方は、私たちが進むべき方向も示唆しているのだと思います。

ペイトリオッツロゴ
(FBページからお借りしました)

このペイトリオッツのロゴが、ペイトリオッツのフィロソフィーを端的に表現していると思います。
私たちも頑張っていきましょう。