ランチ酒 - 読書日記 -

原田ひ香さん著
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泣きたいときもあるけれど、食べて、飲んで、生きていく!
疲れた心にじ~んと沁みる、珠玉の人間ドラマ × 絶品グルメ小説。
犬森祥子、バツイチ、アラサー、職業は「見守り屋」。営業時間は夜から朝まで。
様々な事情を抱える客からの依頼で人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。
そんな祥子の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。
別れた夫のもとで暮らす愛娘の幸せを願いながら、束の間、最高のランチと酒に癒される。
腹の底から生きる力が湧いてくる、絶品五つ星小説!
(Amazon紹介文書より)
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単行本が出版されたのが2017年のようなので
かなり遅ればせながらだが読んだ。
きっかけは、原田さんの『その復讐、お預かりします』を読んだこと。
その「あとがき」(だったか解説)で
原田さんの作品は食事の描写に特徴があって
それがゆえに、作品にリアリティが生まれている
というようなことが書かれていた。
「なるほど確かに」と思い、他の作品も読んでみたいな
と思ったのである。
色々な作品がある中
「復讐屋」と同様、現実社会ですぐに仕事内容が思い浮かばない
「見守り屋」を題材にし、かつ、お昼からお酒を飲むという
お酒好きが恐らく一番好きであろうシチュエーションが出てくる
この作品を読んでみることにしたのである。
主人公の祥子をはじめ、登場する人物は
様々な背景や暗い部分を抱えているのだが
読後感は爽快で、気がつけば祥子を応援している自分がおり
続編である『ランチ酒 おかわり日和』も買って読んだ。
『その復讐、お預かりします』も含め
是非手にとってみていただきたい作品である。
