舟を編む ー 読書日記 ー

舟を編む

2012年本屋大賞を受賞
2013年映画化(主演:松田龍平さん)
2016年テレビアニメ化
2024年テレビドラマ化(主演:池田エライザさん)

という作品なので、ご存じの方も多いであろう。

あらすじは
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【辞書】言葉という大海原を航海するための船。
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。
ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。

玄武書房に勤める馬締光也。
営業部では変人として持て余されていたが、
人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、
辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。

定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、
徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。

個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。

しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。
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(光文社書籍情報サイトより)

この小説を読んで
今まで当たり前のように引いてきた辞書が
どのようにできているのかということに改めて気づかされた。

固定化されているように思い込んでいるが
言葉は日々生まれ、あるいは、使われなくなっていく。

言葉を扱う仕事に就いている者として
考えさせられることがたくさんあった。

作者の三浦しをんさんは
エッセイでは、非常にくだらないことをつらつらと書いているのに
まるで別人のように、繊細な描写をされるなあと思った。

登場人物の中では、僕は、西岡正志がとても魅力的だと感じた。

皆さんはどうだろう。



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