彦根城(滋賀)登城

丸岡城からの帰り道、9月8日、彦根城に行ってきた。
城の話ばかりで恐縮だが
城好きになってしまったのだからしょうがない。
そういえば、城といえば
レキシの「ドウ・ザ・キャッスル」や在日ファンクの「城」という歌が
皆さんの頭にも流れることだろう(ん?流れないって?)。
ちなみに「ドウ・ザ・キャッスル」のfeat.の「北のパイセン問屋」は
「怒髪天」の増子直純さんのレキシネームである。
閑話休題
さて、彦根城は
現存十二天守の一つで国宝
1603年から1622年にかけて井伊氏が築城。日本100名城。
天守は大津城から移築した
複合式望楼型で三重三階
天守台石垣は牛蒡積み
丸岡城と同じく、珍しい腰庇。
関ヶ原の戦いの前哨戦であった大津城の戦いで
長等山からの大砲にも耐えた縁起の良い天守であるとして
彦根城に移築されたらしい。
天守には
切妻破風、入母屋破風、唐破風、千鳥破風を多く配し
現存十二天守の中で最も多い18個の破風を有しているらしい。
コンパクトだが存在感があって
個人的には、現状、一番好きな天守である。

天秤櫓の牛蒡積みと落積みの対比も見応えあり。
この写真では落積みがよく分からんけど。

表門橋近くでは、鉢巻き石垣と腰巻き石垣が見られる。
100名城スタンプを押しに開国記念館に行ったら
映画「武士の一分」のボードが置いてあったので
係の方に尋ねると、お堀を挟んだ南側の埋木舎前の道が
ロケ現場だったとのこと。
公開時に映画観たけど、そんなシーンあったっけなという記憶。
彦根城のホームページには
ご親切に城内ロケ地巡りのページがあるので映画好きの方は
見てみられてはどうだろうか。
京都から車で1時間ちょっと
電車でも新幹線を使えば1時間弱
とアクセスのよい立地である。
彦根城でもやはり、石垣で一番興奮した。
どうやら僕は相当、石垣が好きなようだ。

受付の所にあった
城郭考古学者の千田嘉博先生のサイン。
城関係のYoutubeを観ていたら、お勧めに
「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」の
「世界遺産姫路城ツアー」が上がってきて
そこで初めて千田先生のことを知った。
そのときの博士ちゃん栗原響大くんへの接し方をみて千田先生のファンになり
「城郭考古学の冒険」「歴史を読み解く城歩き」
「一生に一度は行きたい日本の名城100選」
「千田嘉博と春風亭昇太が攻める最強の山城関東編」
「石垣の名城完全ガイド」
と千田先生の本を読み漁っている。
千田先生が著書の中で繰り返し触れておられる
城のバリアフリー問題にとても感銘を受けた。
城は、山道を登ったり急な階段を上ったりできる者だけが楽しめるものであってはならない
というものである。
ヨーロッパの城郭では、スロープであったりエレベーターであったりが
景観と溶け込む形で取り入れられているところがあるそうだ。
丸岡城しかり、彦根城しかり。
車椅子の方などは、到底、天守の上からの景色などを見ることができない。
国や各自治体等は
そのようなところにもお金を使うことを検討して欲しいと思う。
