僕はフレンチの料理人ではありません
先日、銀閣寺ほど近くの日本料理屋さん
「草喰なかひがし」さんでお昼ご飯をいただいた。
このお店、なかなか予約が取れないことで有名だが
同期の名古屋の弁護士の伝手で、僕も予約が取れるようになった。
先日、節分の日に伺った。
「食べられる物はすべて食べ尽くせ」、「美味しい物だけをつまみ喰いするな」
とホームページに書かれているとおり
大将の中東久雄氏が自ら野山に分け入り、収穫した食材を使ったお料理を味わえるのだが
普段なかなか口にすることができない食材や
普段食べることはあっても、捨ててしまっているような部分も
美味しく調理され、頂くことができる。
このお店、お昼だったら午後0時一斉スタートで
カウンターのお客さんに同時に同じお料理が提供される。
お客さんにお料理が運ばれると、大将が軽妙なトークでお料理の説明をしてくれる。
節分の日だったので、鬼の金棒などがあしらわれている。
この柑橘類の外皮や鯉の鱗も食べることができる。
鰆がふわふわで甘くて脂も乗っていて美味しかった。
底の方に辛みの強い大根おろしがあり、よく混ぜて食べると
不思議と辛みを感じず、甘いような感覚。
何と言っても、このお店のメインは、おくどさんで炊いたご飯。
大将が「うちのお店のメインです。」と言って出してくださる。
お茶漬け(お米の「入浴」をかけて”ニューヨーク”)。
お焦げの”パリ”もいただいた。
山芋カラスミ卵かけご飯。
大将が、食事の合間などに話しかけてくださるのだが
突然、「フレンチの料理人ですよね?」と言われた。
未だに何だったのか、よく分からない。
次の予約も取って帰ってきたが、次にも謎が解けることは、多分ないのだろう。