僕はフレンチの料理人ではありません

先日、銀閣寺ほど近くの日本料理屋さん
「草喰なかひがし」さんでお昼ご飯をいただいた。

このお店、なかなか予約が取れないことで有名だが
同期の名古屋の弁護士の伝手で、僕も予約が取れるようになった。

先日、節分の日に伺った。

「食べられる物はすべて食べ尽くせ」、「美味しい物だけをつまみ喰いするな」
とホームページに書かれているとおり

大将の中東久雄氏が自ら野山に分け入り、収穫した食材を使ったお料理を味わえるのだが
普段なかなか口にすることができない食材や
普段食べることはあっても、捨ててしまっているような部分も
美味しく調理され、頂くことができる。

このお店、お昼だったら午後0時一斉スタートで
カウンターのお客さんに同時に同じお料理が提供される。

お客さんにお料理が運ばれると、大将が軽妙なトークでお料理の説明をしてくれる。

八寸?先付?

節分の日だったので、鬼の金棒などがあしらわれている。

お揚げさんを裏返したもの

筍だったかと山菜

鰆を竹の皮で蒸し焼きにしたもの

この柑橘類の外皮や鯉の鱗も食べることができる。

鰆を竹の皮で蒸し焼きにしたもの

鰆がふわふわで甘くて脂も乗っていて美味しかった。

鯉の洗い

底の方に辛みの強い大根おろしがあり、よく混ぜて食べると
不思議と辛みを感じず、甘いような感覚。

おくどさんの炊きたてご飯

何と言っても、このお店のメインは、おくどさんで炊いたご飯。

猪肉のお椀

鹿肉

山菜のたいたん

メインのめざしとお漬け物

大将が「うちのお店のメインです。」と言って出してくださる。

”ニューヨーク”

お茶漬け(お米の「入浴」をかけて”ニューヨーク”)。
お焦げの”パリ”もいただいた。

”YCTKG”

山芋カラスミ卵かけご飯。

水菓子

大将が、食事の合間などに話しかけてくださるのだが
突然、「フレンチの料理人ですよね?」と言われた。
未だに何だったのか、よく分からない。

次の予約も取って帰ってきたが、次にも謎が解けることは、多分ないのだろう。



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