テント(幕)遍歴

そろそろキャンプにはいい季節になってきた。

しかし、キャンプ場は、コロナの影響もあり、どこも予約でいっぱいのようで
僕もキャンプに行く予定は立っていない。

去年一年は一度もキャンプに行けず、今年も今まで一度も行けていない。
今年もどうやら、キャンプに行けずに終わっていきそうである。



しかしかつては、毎月少なくとも一度は、真冬でもキャンプに行っていた。

それに伴い、テント(我々の界隈では「幕」という。)も
10個ほど揃えた。

なぜ10個も揃えていくことになるのかについては
事務所のニュースレターにも書いたので、そちらもご参照されたい。

ここで、その一部をご紹介しようと思う。

まずはこちら。
"GoLight"(ゴーライト)というブランドの"Shangri-La5"(シャングリラ5)という幕。

Shangri-La5

これは僕が、2つ目に買ったテントで
初めて富士山の麓の方へ行く時に、荷物を軽量化したくて選んだ。
(ちなみに最初に買った幕は、全く使わなくなったのでお嫁に出してもうない。)

この幕は廃盤となっており、新品は市販されていない。
写真は、自宅の屋上に張ったときのもの。



次はこちら。
奥の赤いのが、"Hilleberg"(ヒルバーグ)の"Keron 4GT"(ケロン4GT)
手前の白いのが、"MSR"(エムエスアール)の"BOARD ROOM"(ボードルーム)という幕。

Keron 4GTとBOARD ROOM

Keron 4GTは3つめに買った幕。
上のShangri-La5が3シーズン用(真冬はダメ)だったので
がっつり真冬も対応している、Hillebergの幕を選んだ。

BOARD ROOMは、今も流行のカマボコ型の幕で
購入した当時既に廃盤だったものをオークションで落とした。



次は
真ん中にそびえ立っている大きな幕が
"MSR"の"PAVILION"(パビリオン)

PAVILION

ちなみに、写真一番右が"Keron 4GT"で
残りの2つは、この時一緒に行った友人たちのもの。
(右が"Tentipi"(テンティピ)の"Zirkon"(ジルコン)
一番左が"Nordisk"(ノルディスク)の"Asgard"(アスガルド)のはず)

このPAVILION、汎用性が非常に高い。
寝泊まりするのではなく、宴会用のシェルターとして使ったり(この時もそう)
"Ogawa"という別のブランドのインナーテントがシンデレラフィットするため
それで寝室を2つ作ったりもできる。

また、このように

PAVILION in MO ROOM3

別の幕をインすることもできる。
中に入っているのは、"MSR"の"MO ROOM3"(モールーム3)

これらはいずれも、購入した当時既に廃盤品であった。



そしてこちらは
"Marmot"(マーモット)の"Lair8"(レア8)

Lair8

この幕は、かなり初期の段階で購入に踏み切っていたのだが
入荷できなかったとして一方的に注文をキャンセルされたりしたので
縁がないと思い、他の幕を買っていたが
やっぱり欲しくなって買ったというもの。

8人用なので、中はかなり広く、高さも2m以上あるので
快適である。
写真では分かりにくいが、天窓のような透明な部分があり
夜、星を見ようと思えば、たぶん見えないことはない(見えたことはないが)。

その上、設営も一人でできるので重宝してヘビーユーズしていたのだが
加水分解してベトベトになってしまったため
テント専門のクリーニング屋さんにクリーニングしてもらって以来
使っていない。

写真のとおり富士山の麓で張ったり
雨が降ると分かっていたが、この幕をどうしても張りたくて
雨の中、初張りしたりなど
何かと思い入れの深い幕である。



お次。
"MSR"の"STORMKING"(ストームキング、通称「ストキン」)

STORMKING

写真は真夏にキャンプしたときのもので
写っているのはインナーのみである。フルメッシュにすることもできる。

僕が持っているのは、モデルチェンジされる前の型で、廃盤品である。
さっき調べたら、モデルチェンジ後の型も、廃盤となったようだ。

この幕は、4人用とかだと思うが
大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズ感でありながら
自立するドームテントで、フライシートの色もサンドカラーで渋く
何だかんだ1番好きなんではないかという幕である。



そして、ドームテントといえば
この幕、"The North Face"の"2-METER DOME"(2メータードーム)である。

2-METER DOME

これは、目が飛び出るような値段のため、ずっと躊躇していたが
どうしても我慢できなくなって買ったというもの。

しかし、初張り時に、ペグダウンが不十分の状態で強風に吹っ飛ばされ
ポールが何本も折れ、幕も数箇所破れてしまったという
トラウマ級の思い出がある幕である。

それ以来、一度も張っていないが、いつか庭に張ろうと思っている。

ちなみに、この幕は、ドームテントの中でも
ジオデシック構造体を使用している。

ジオデシック構造体とは
1949年にバックミンスター・フラー博士が考案した、正三角形を球体状に組み合わせた構造のことで、非常に高い強度を有している。

世界で最初に、テントにジオデシック構造体を用いたのは
"The North Face"の"Oval Intention"(オーバルインテンション)であり
当然廃盤品であり、入手は極めて困難である。



最後に紹介するのは
同じく"The North Face"の"Homestead Domey3"(ホームステッドドーミー3)

Homestead Domey3

これは3シーズン用だが、軽くて自立するため
キャンプ・イン・フェスで重宝する。写真は、自宅の屋上で張った時のもの。
これもさっき調べたら、既に廃盤となっていた。

この次に買った一番新しい幕もあるが、自宅の庭で張っただけで
まだキャンプ場デビューしていない。こちらはまた機会があれば。




【番外編】

前の車の車中泊用ベッド

これは、前に乗っていた車の中に
僕が車中泊用にベッドをDIYした際の写真。



今の車の上にルーフテントを搭載したのだが、それもまたの機会に。



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