薪ストーブと暖炉は違うのです
突然ですが、薪ストーブと暖炉は違うのだ、ということを声を大にして言いたいのです。
というのも、僕は昨年一戸建てを建てたのですが、我が家には薪ストーブがあります。
上の写真のものです。
「RAIS」というデンマークのメーカーの「Q-TEE2」というもので、シンプルかつシャープなデザインながら火室内でピザを焼いたりなどもできるという優れものです。
この薪ストーブを置いてからというもの、そのことを知った人から、事ある毎に、「暖炉いいですね」や「暖炉やっぱり暖かいですか?」などと言われ、感心を持ってもらうのは有り難いのですが、その都度、「いや、暖炉ではなくて、薪ストーブです」などと訂正するのもだんだん面倒くさくなってきてしまい、最近はわざわざ訂正しなくなっていました。
しかしこれではいかんと思い立ったわけです。
薪ストーブと暖炉ってそんなに違うの?そんな目くじら立てることなの?と思われたかもしれません。
しかし、違うものは違うのであって、似ているからと一緒くたにするのは、リンゴと梨が似ているからリンゴを梨と呼び、梨をリンゴと呼ぶようなもので、あってはならないわけです。
では、薪ストーブと暖炉は何が違うのか。
一言でいえば、ストーブそのものを暖め、そこからの輻射熱などで空気を暖めるのが薪ストーブ。燃えている火から出ている熱で暖めるのが暖炉。
薪ストーブには扉があるものが大多数で、暖炉には扉がない、という違いもありますが、根本的な違いではないと思います。
それよりも、空気を暖めるシステムが異なっている点が大きな違いだと思います。
この空気を暖めるシステムの違いにより、薪ストーブの方が効率良く、短時間で空気を暖められるという違いに繋がっています。
というわけで、我が家は、暖炉ではなく薪ストーブを置いているので、そこのところよろしくということなのです。