ブログ飯 - 読書日記 ー

ブログ飯
(画像はAmazonよりお借りしています)

「この本では、私がこれまで得た経験をもとに、『ブログで飯を食う』ための、心構えや考え方を中心にご紹介したいと思います。難しいことは何ひとつありません。むしろ、『こんな初歩的なことばっかり』と思う人もいるかもしれません。でも、結果が出るブログと出ないブログとの違いは、専門知識の量ではありません。案外些細なところにあるものです。」
(本書「はじめに」より抜粋)

僕は弁護士の仕事が好きなので、ブログだけでご飯を食べていこうなどとはまったく思っていませんが(少なくとも今は)、ブログをしているものの端くれとして、多くの方に支持されるブログを書くということはどういうことかを知るべく、この本を読みました。

この本で書かれていたことで印象的だったのは、以下のようなことです。

「サンプルをもらうこと自体は決して悪いわけではないですが、ブログで紹介する商品は自腹を切って買った商品に限定することをお薦めします。自腹を切る事は『飯が食えるブログ』の第一歩だと私は思います。
一般的なアフィリエイターはもらったサンプルを使った感想を書くだけですが、それでは実際にお金を出して買おうかどうか迷っている人の心を動かすことはできません。実際に自分で買ってみるからこそ、なぜその商品を選んだのか、なぜお金を出してまでその商品を買ったのかという説明ができるのです。」

「今から過去の成功者と同じ事をしたからといって、今まで培った生き方が違うのですから結果が違うのは当然ですし、そもそも成功者と同じ生き方はできません。表面上の薄っぺらい部分だけを真似しているだけでは、結果に繋がらないのは当然のことです。特にインターネットの世界では、『誰かの真似』は、『独自性がない』ということと同義であり、致命的な欠陥です。人と違うことこそが価値なのですから、誰かと同じ事をしていてはいけないのです。」

「●どれだけ人の役に立ったか ●どれだけの人を助けられたか ●どれだけアドバイスした人の成功に繋げることができたか ●どれだけ関わった人の心の琴線に触れたか
という点に注力することにより、あなた自身の成功にも繋がってくるのです。」

「多くのブロガーは自分の独自性について考えることはないからです。さらに、自分の独自性によって、誰が利益を得るかまで考えているブロガーは、さらに少数になります。ほとんどいないといっても過言ではありません。
『自分の強みを徹底的に洗い出し、その情報を公開することで、読者に最大限の利益を与える。』言われてみれば当たり前のことですが、この当たり前の事にすら、気付かぬまま漫然と行進している人が大多数なのです。あなたがちょっと行動に移すだけで、他のブロガーだけでなくプロのライターの人たちのレベルを超えることだって可能になります。」

ブログを読む人がいる、ということはどういうことなのか。詰まるところは、この原理原則なのだと思いました。
ブログを読む人は、その情報が欲しい人です。多くの人に支持されるブログというのは、多くの人に有益な情報を与えているブログということになります。したがって、どれだけたくさんの人に有用な情報を与え、それが他ではないそのブログから得られるかどうかが、支持されるブログかどうかを決めているということだと思います。

すごく当たり前のことのようですが、大切なのは原理原則ということを再認識した次第です。