グロンク引退

NEW ENGLAND PATRIOTS
(画像はNEW ENGLAND PATRIOTSのFBページからお借りしました)

昨日のイチロー選手の引退の記事に続き、スポーツ選手の引退に関する記事です。
NFLのスター選手であるロブ・グロンカウスキー選手(愛称「グロンク」)の引退のニュースが2019年3月25日、飛び込んできました。グロンクの引退については、以前から話題に出ており、イチロー選手のようにショッキングなニュースではないといえるでしょう。

僕は、グロンクがペイトリオッツでこれほど長くプレーを続けるとは予想していませんでした。入団したての頃、グロンクはシーズンオフに派手に遊んでいる姿が公になったりしていて、規律を重んじるペイトリオッツが長く契約することはないと思っていました。同じ2010年にペイトリオッツに入団した、グロンクと同じポジション(TE(タイトエンド))だったアーロン・ヘルナンデスが、2013年に殺人罪で逮捕され、有罪となったこともその意識には影響していました。グロンクの方がヘルナンデスより派手で素行に問題があるように僕には映っていたからです。

しかし実際は、グロンクはペイトリオッツの中心選手であり続け、数々の記録を打ち立てました。将来は殿堂入りするのではないでしょうか。NFLのテレビ解説者の河口正史さんが、グロンクのことを、人間とは思えない、馬を見ているみたいだ、という趣旨のことを仰っていたことがありましたが、あの体が大きい選手が集まっているNFLにあって、まったく異次元に見える体を持ち、ディフェンス選手をなぎ倒していくようにゲインする姿は、他に類を見ない不世出の選手だったと思います。

QB(クォーターバック)トム・ブレイディとの相性は抜群でしたので、グロンクの引退による穴は非常に大きく、簡単には埋められないでしょうから、オフェンスの得点力にも極めて大きなダメージがあることと思います。
しかし、映画出演の話も来ているというグロンクは、今後も様々なところで活躍していくことと思います。彼の今後の益々の輝きを期待したいと思います。
ペイトリオッツは、これまでも大きな穴を様々な方法で埋めながら結果を残してきていますので、今回もきっと、ちゃんと手を打ってくることでしょう。その方法論にも注目したいと思います。