実るほど頭を垂れる稲穂かな

「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という言葉があります。
稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるのと同じように、人間も人格者であるほど偉そぶらず謙虚になる、という意味です。

これは本当にそのとおりだと感じます。

昨年の11月に、日弁連野球全国大会というものがありました。開催地は全国持ち回りで、毎年予選を勝ち抜いた8チーム(各都道府県弁護士会の野球部)が、トーナメント方式で2日間にわたり対戦する軟式野球大会です。大会には、毎年開催地に関係がある元プロ野球選手などに来ていただき、初日の懇親会で試合の講評などをしていただいています。

昨年の開催地は京都でした。開催地のチームは予選のシードを受けるため、京都弁護士会野球部も全国大会に出場しました。
今大会のゲストは、元阪神タイガースの桧山進次郎さんと女子プロ野球京都フローラの小西美加選手・岩田きく選手、元プロ野球選手で現在日本女子プロ野球機構スーパーバイザーの太田幸司さんでした。

私は、登録から5年ほどは熱心に野球部に参加していたのですが、フラッグフットボールの方が面白くなったのと、そもそも野球があまり上手くなかったことを思い出し、最近は全く参加していませんでした。それでも、名古屋ドームで開催された全国大会には、予選を勝ち抜いて出場し、初戦で強豪大阪を破った試合では、1番センターで出場していたのですが。

そんな幽霊部員の私も、大会の運営のために人員が必要ですので、京都弁護士会野球部の幽霊部員がかり出され、運営スタッフとして関わりました。

試合に出場する選手は、自分たちの試合のことで頭がいっぱいですので、ゲストの方の様子を見る機会はあまりありませんが、運営スタッフは裏方ですので、ゲストの方の立ち居振る舞いがよく見えます。
今年のゲストの方は皆さん、本当に腰が低く、試合も熱心に見ていてくださって、懇親会の席でも笑いを取りながら、また実演も交えながらお話をしてくださりました。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
この言葉は真実だなあと思いました。

試合前の記念撮影

白丸で囲んだ左端が小西美加さん、その隣が太田幸司さん、真ん中が桧山進次郎さん、その隣が岩田きくさんで、右端が私です。

ちゃっかり皆さんのサイン色紙ももらいました。

桧山進次郎さんのサイン

太田幸司さん、小西美加選手、岩田きく選手のサイン