動物病院はカルテを開示しました

これまで繰り返し書いてきた

ペットのカルテは開示してもらえないのか
動物病院よ、本当にそれでいいのか
動物病院よ、さあどう出てくる

愛犬「うに」のカルテの開示問題です。
昨年12月に、それまで「うに」を診てもらっていたC動物病院から別の動物病院に替えることにし、C動物病院に「うに」のカルテの開示(全てのコピーの提供)を求めたところ拒否されたので、日本獣医師会の見解も求めた上で、C動物病院に今年の1月11日に文書を送って再度カルテの開示を請求した、というものです。

C動物病院は、昨日1月15日、カルテ全てのコピーを文書料の請求書とともに着払いで郵送してきました。

結論として、C動物病院は、「うに」のカルテ全ての開示を行ったわけです。

郵送されてきたカルテコピー

以前も書きましたが、カルテの開示を拒否することは、人間の医療分野では現在は考えられないことです。ペットを「家族」として迎え入れている方にとっては、心情的には人間の家族とペットは異なりません。未だにペットのカルテ開示拒否が行われている動物医療分野の感覚は、前近代的とまではいいませんが、現在の権利意識から遠く離れていると言わざるを得ません。このような状況がいち早く改善されることを願ってやみません。
今回は私自身のことでしたが、他にもペットのカルテの開示を求めている方はたくさんおられるのではないかと思います。今回の経験を踏まえて、そのような方のお役にも立てるのではないかと思います。