2017.07.12
カテゴリ:読書日記
「『事業再生の』嘘と真実」(弓削一幸 著) ー 読書日記
「『事業再生』の嘘と真実」(弓削一幸 著)
大学のクラブの大先輩が執筆された書籍を読みました。
「事業再生」のためには、「ロジック」だけではなく「センス」が必要であること、それにもかかわらず、その能力を備えている公認会計士や税理士といった事業再生に携わる「専門家」がほとんどおらず、数字だけに寄りかかった「先延ばし」の「事業再生」が横行していることなどが明快に書かれていました。
幸か不幸か、同書籍の中で我々弁護士は、「事業再生」に携わる「専門家」としてカウントされていません。
しかし、顧問弁護士として企業や法人に関わる際、程度の差こそあれ、「事業再生」の観点は避けて通れません。その意味で、同書籍は非常に示唆に富んだものであり、弁護士の活動へのヒントが多くありました。
「事業再生」の必要性を感じておられる経営者の皆様は特に、この本を一度手にとってみていただければと思います。