「らしさ」と「らしくなさ」

早いものでもう1月も終わりそうです。
年々,月日が過ぎるのが早くなっている気がします。

さて,私は,私の職業を知らない方に弁護士であると告げると,例外なく非常に驚かれます。
それには,弁護士という仕事に就くことが一応現在でも困難であると認識されている,ということのほかに,私自身の外見や雰囲気も非常に大きく影響しているのではないかと思います。

弁護士というと,お堅い,取っつきにくい印象が強いだろうとの考えのもと,そうならないように,出来るだけ「弁護士らしくない」格好や雰囲気を心がけてきましたので,いわば当然の帰結といえます。

もちろんそれだけではなく,ずっと体育会系を歩んできたところから滲み出ているものもあるだろうとは思います。

しかし最近は,弁護士としての安心感や信頼感は,「弁護士らしさ」からも醸成されるものだろうということも,意識するようになりました。

何事もバランスが大事。話しやすいが頼りがいがあり,安心して任せられる,そう思っていただけるよう「らしさ」と「らしくなさ」をバランスよく持つようにしていきたいと思っています。