記録の管理

弁護士の仕事にとって,記録の管理は,なかなかに重要な位置を占めていると思います。

記録を紛失する,などということは論外として,各事件にいかなる書類があり,それがいかなる意味を持つのか,ということを常に頭に入れておく(すぐに引き出せるようにしておく)ことが必要です。

裁判になっている事件では,裁判所に提出済みの書類とそうでない書類とがあるわけですが,裁判所に提出していない書類についても,当然,頭に入れておかねばなりません。
事件が永年月にわたるような場合には,記録の量が膨大になるため,なかなかに大変だったりもするわけですが,そういう事件であればあるほど,記録の管理は重要な位置を占めるといえるのではないでしょうか。

私が目下,頭を悩ませているのは,終了した事件の記録の管理です。
弁護士登録して9年目に入りましたが,これまでの記録は全て保管しており,終了した事件の記録がどんどん増えて,執務スペースを圧迫していっているのです。

毎年,大掃除のときには記録を整理しなければと思いつつ,事件処理に追われるなどして先延ばしになってきています。

今年もそろそろ,年末の足音が聞こえ始めており,記録の整理に密かに戦々恐々としている今日この頃です。