DB's PRIDE①

DB's PRIDE

去年は、アメフト経験者としては悲しい形でアメフトが注目された年でした。春の日本大学対関西学院大学の定期戦で日本大学の選手が行った「危険タックル」問題です。日本大学という組織の問題点のみならず、アメフトというスポーツの危険性や学生スポーツの在り方にまで議論が及びました。

流れの速い世の中です。今ではアメフト関係者以外、特段意識していない問題なのかもしれませんが、大学でアメフトに育ててもらった身としては、今なお未解決の問題として心の深いところに残り続けています。

「アメフトへの恩返し」

今年、恩師からの年賀状にも書かれていた言葉ですが、自分もアメフトへ恩返しをしたいという気持ちでいます。何が出来るだろうかと考えたとき、競技に直接タッチはしていない立場としては、アメフトの魅力を発信していくことで、より多くの方にアメフトというスポーツの素晴らしさを知ってもらうこと、また、現在のとりわけ学生スポーツの問題点をいかに改善していくべきかを考え、行動していくことではないかと思います。

そこで、今年から、このブログでも、自分のこれまでの経験を中心に、アメフトというスポーツについて、今までとは異なった切り口でシリーズ化して発信(不定期)していきたいと思っています。
そのタイトルは

「DB's PRIDE」

これは、僕が大学のアメフト部で先輩から伝えられた言葉で、アメフトの魅力を一言で表現していると考える言葉です。

「DB」というのは、「Defense Back」の略で、守備の最後尾を守るユニットのことです。僕はこのDBのうち、「CB(コーナー・バック)」というポジションでした。CBはフィールドの一番端の方にいて、パス攻撃をメインで守るのが一般的なイメージです。DBには、「S(セイフティー)」という、フィールドの中央の方の正に最後尾でラン攻撃とパス攻撃どちらも守るポジションがあり、併せて「DB」と呼びます。

「DB's PRIDE」は、「DB's」という通り、直接的には「DB」のフィロソフィーを表現するものです。しかし、この根幹部分を貫くのは、アメフトというスポーツそのものに通じるものだと思います。

何が「DB's PRIDE」であるのか、については、後に触れていきたいと思います。
このシリーズが、1人でも多くの方にアメフトに興味を持ってもらえるきっかけになることを願って、書いていきたいと思います。
どうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。