ペイトリオッツ連覇ならず

日本時間で昨日2月5日、アメフト全米プロフットボールリーグNFLの頂上決戦であるスーパーボウルが行われました。

私が応援するニューイングランド・ペイトリオッツが2年連続で出場し、史上最多タイとなる6度目のスーパーボウル制覇を目指しましたが、惜しくも、対戦相手であるフィラデルフィア・イーグルスに33-41で敗れました。

FBページからお借りしました
(FBページからお借りしました)

この試合、序盤からまさに打ち合いで、点を取ったら取り返すというシーソーゲームでした。両チームが獲得したトータルヤードが史上最多の1,151ヤード、負けたペイトリオッツのQB(クォーターバック)トム・ブレイディのパス獲得ヤードが史上最多の505ヤード、ペイトリオッツの33点という得点がスーパーボウル史上最高の敗戦チームの獲得得点だったことからも分かるとおり、オフェンス合戦でした。
フィクションの物語であれば「こんなことあるかいな」と突っ込みたくなる嘘みたいな展開で、エンターテインメントとしてはこの上なく面白かったのではないかと思います。

しかし、大学時代にCB(コーナーバック)を務めたディフェンス畑の私としては、このような点の取り合いはあまり好ましいものと思えない性分となっています。一度しか試合を観られていませんので、詳細な検討ができているわけではありませんが、負けたペイトリオッツは、勝負どころでのタックルミスも多かったですし、ランプレーにほとんどアジャストできていないように見えました。スターターCBの一人であるマルコム・バトラーが1スナップも出場していなかったのも解せませんでした。勝ったイーグルスにしても、勝ちはしたものの、パスで505ヤードも決められるというのは、DB(ディフェンスバック)としては屈辱的です。
この試合は、キッカーがイージーなフィールドゴールやPAT(ポイント・アフター・タッチダウン)を外したことが試合展開に結果的に大きく影響したように思いますし、「試合の完成度」という意味では、それほど高くないと私は思わざるを得ません。

やはりディフェンス出身者としては、点取り合戦ではない引き締まった試合が好きなのだと実感した試合でした。

とにもかくにも、これでNFLのシーズンは終わりました。来年のシーズンインまで、また選手の移籍や引退などに興味が移る時期に入ります。ペイトリオッツのエースQBトム・ブレイディも、今年41歳になります。ペイトリオッツも次代のフランチャイズQBを本格的に育てなければならないでしょう。今年のオフシーズンからも目が離せません。




と、しれっと記事をアップしましたが、また随分と間があいてしまいました。もう一度ギアを入れ直してアップしていきたいと思います!