ペイトリオッツが2年連続スーパーボウル出場!!

昨日、私が応援するアメフトチーム、ニューイングランド・ペイトリオッツがAFCチャンピオンシップを制し、2年連続で頂上決戦であるスーパーボウル出場を決めました。

FBページからお借りしました
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今年はスーパーボウルまで進むのは無理だろうと予想していました。
オフェンスの中心選手の一人であるWRジュリアン・エデルマンがシーズン開幕前に膝の靱帯断裂により離脱し、シーズン中にはディフェンスの中心選手中の中心選手であるLBドンタ・ハイタワーが胸筋断裂により離脱しました。そのような戦力では到底勝ち進めないだろうと思いました。
その上、何と先週水曜には、練習中にQBトム・ブレイディが利き手である右手を負傷したと報道されました。
これではお手上げだと思うのも当然でしょう。

しかし、それでも勝ってしまうのがペイトリオッツ。
ブレイディの怪我の深刻さは明らかにされていませんが、右手の甲を縫ったとのことです。ブレイディは、このまま終わるのが嫌だったと言って、AFCチャンピオンシップのジャクソンビル・ジャガーズ戦に出場し、リードされたまま迎えた第4クォーターに2タッチダウン・パスを決め、24−20でジャガーズから勝利をもぎ取りました。
ブレイディは怪我の存在など感じさせない正確で、繊細なタッチのパスを放っていました。流石の一言に尽きますが、怪我を押して無理に試合に出場することで選手寿命を縮めてしまうことはよくあります。ブレイディがそうならなければよいのですが......



そんなわけで、日本時間の2月5日に開催されるアメフト世界一決定戦であるスーパーボウルにめでたく出場するペイトリオッツですが、注目選手はなんと言ってもWRダニー・アメンドーラです。

FBページからお借りしました
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この選手、AFCチャンピオンシップのジャガーズ戦で第4クォーターの2つのタッチダウン・パスを受けた選手です。アメンドーラは、2013年シーズンからペイトリオッツに加入した選手で、小柄なクイックネスのある選手です。加入当時から、ヘッドコーチであるビル・ベリチックがフットボールIQの高さを評価していると言われていましたが、私個人としては、先に触れたエデルマンが好きだったため、同じポジションで同じようなタイプの選手であるエデルマンの出場機会が奪われるのではないか心配したことを覚えています。
しかし、結果としては、2人とも常時試合に出続け、相互作用でお互いを活かし合うような形でこれまで来ています。
とはいえ、タイプというか特徴の違いはあり、エデルマンは今回のように大きな負傷をしたことは過去にも一度ありますが、基本的に非常にタフな選手で、ディフェンスから激しいヒットを受けても、もろともしません。他方、アメンドーラはペイトリオッツに移籍する前のチームであるセントルイス・ラムズでも怪我がちの選手として知られていて、メインターゲットになることはこれまでなかったと言ってよいと思います。
そして何より、ペイトリオッツには、恐らく殿堂入りもするであろうTEロブ・グロンカウスキーという絶対的存在がおり、彼がいるときは、彼の存在を中心としてオフェンスプレーが組み立てられています。
ですので、アメンドーラは、これまでエデルマンやグロンカウスキーが活躍するお膳立てをするような働きをし続けてきた選手です。

それが、AFCチャンピオンシップでは、前半でグロンカウスキーが頭部へのヒットを受けて離脱するや、勝利をもぎ取るタッチダウン・パスを2つも受けたのです。
アメンドーラについては、ヘッドコーチであるベリチックが、「WHEN YOU LOOK UP 'GOOD FOOTBALL PLAYER' IN THE DICTIONARY HIS PICTURE IS RIGHT THERE BESIDE IT.」(辞書で「よいアメフト選手」を
調べたときに横に添えられるのは彼の写真がふさわしい)とまで語るほどです。

2月5日にアメンドーラがどんな活躍をするのかも含めて、目が離せません。