メリットを可視化するということ

本日は、「スターバックスカードのWeb登録をした後、スターバックスを利用する回数が増えた。なぜ増えたか。それは、メリットが可視化されたからです。」
ということについて書いてみたいと思います。

スタバカードをWeb登録されている方はご存じのことですが、スタバカードはWeb登録しなければ、単なる決済のツールです。私もWeb登録のメリットを知るまでは単なる決済ツールとして使っていました。
しかし、Web登録すると、カードにオンライン入金できるなどお店でお金の遣り取りをする必要がなくなるほか、一定期間以内に一定数のグリーンスターを集める(50円ごとに1スター)ことで、ゴールドスターにランクアップされ、ゴールドスターを一定数集めると(グリーンスターと同じく50円ごとに1スター)、無料チケットが発行されるという仕組みです。自分が今何個スターを集められているかは、オンラインでこのようにいつでも確認可能です。

オンライン画面の一部

私もこのほど、無料チケットが発行されました。

無料チケット

私は、週に一度、顧問先の出張法律相談に行っていますが、その際、スタバが近いため必ずスタバを利用しています。Web登録するまでは、スタバの利用は、その週一度くらいだったのが、Web登録してからは、コーヒーが飲みたくなるとスタバに行く、というようになり、購入単価も上がりました。目に見えてスターが増えていくからです。

これは、マーケティングの世界では初歩的な戦略だと思いますが、上手い方法だなと思います。私のような既存客で、購入単価も購入頻度もある程度固定化されている者の購入単価も購入頻度も上げてしまったのです。
「メリットを可視化する」ということは、単純なようで、効果的な購買意欲を増加させる方法であると思います。
これまでもポイントカードなどというツールで「メリットを可視化する」ことは実践されてきているのですが、私に限って言えば、紙のカードをいくつも持ち歩くことが好きではないため、すぐに持ち歩かなくなり、そのうち存在を忘れてしまいます。ですが、Webを介しておれば、スマートフォンさえ持ち歩けば確認できますので負担感がありません。
今更のようですが、このスタバの戦略は参考になるなと思ったのでした。