ペットのカルテは開示してもらえないのか

唐突なタイトルになってしまいました。
私が、ボストンテリアという犬種の「うに」という愛犬を飼っていることは以前書いたのですが(ボストンテリアという犬種はご存じですか)、その「うに」に関する話題です。

うに

「うに」が今までお世話になっていた動物病院があったのですが(仮にC動物病院とします)、獣医さんの出入り(というか出)が多く、少し前に、ずっと「うに」のことを診てくれていた獣医さんが出られ、看護師さんもいなくなったため、別の動物病院を探した方がいいんだろうなあと、と常々思っていました。
そして、先日、「うに」の体調に気になることがあり、いよいよC動物病院とは別の病院に連れていくことにしました。もうC動物病院にはお世話にならないことにしたのです。

そこで、C動物病院に対し、妻が電話で、これまで診てもらっていた「うに」の体調のことを、新しい動物病院に伝えなければならないことも考えられるので、これまでのカルテのコピーが欲しいと要望しました。しかし、C動物病院の回答は「これまでそんなことを言われたことはなく、診療経過をまとめた診断書は書くが、カルテそのものは渡せない」というものでした。

このC動物病院の対応について、皆さんはどのように感じられたでしょうか。「別に問題ないのでは?」、あるいは、「診断書がもらえるならよいのでは?」と思った方もおられるかもしれません。しかし、これがペットの犬のことではなく、人間の子どもであればどうでしょうか。「別に問題ない」、「診断書がもらえるならよい」と思えるでしょうか。

人間の場合、日本医師会が、患者本人(患者が請求できない場合は一定の家族)からカルテの開示請求があった場合には応じるべきというガイドラインを出しています。診断書を出せばよいなどとはされていません。これは、自分の体のこと、自分の体に対してどのような治療がなされてきたのかについて、その全てを知る権利があるということを認めているということです。

最近では、ペットを家族の一員だと考えて飼っている方が多いのではないかと思います。我が家も例外ではありません。「うに」は我が子同然なのです。その「うに」の体のこと、「うに」にどのような治療がなされてきたのかを知ることは当然であり、その権利があると思っています。
特に、C動物病院は、ペットを家族の一員とする考え方を肯定することをホームページ上も表明しています。

C動物病院には、再度、私から、今度は法的観点の指摘を交えながら、「うに」のカルテの開示を求めるつもりでいます。結果がどうなったかは、また、このブログでお知らせできればと思っています。
この記事に共感していただいた方がおられましたら、よい結果となるために念を送って下さい!