自由と正義

またまた随分とあいてしまいました。これから毎日更新することをここに宣言したいと思います。

さて、タイトルの「自由と正義」ですが、弁護士の業界紙のタイトルです。
これは、弁護士法1条の「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」に由来していると思います。
弁護士は、この使命を全うするために、法律上、国家からの「自由」が制度上保障されています。

しかし、現実の弁護士は、本当に「自由」なのでしょうか。弁護士は、上に書いた使命のために高度の職業倫理が求められていて、品位を損なわないようにしなければならないとされています。そのことが、反対に硬直化した物の考え方をうみ、多くの弁護士は、そのしがらみに囚われているように思います。「弁護士とはこうあらねばならない」「弁護士の仕事はこれこれをすること」というように。

しかし、世の中には、もっと「自由」な発想で仕事をしている方々がいます。
私が昨日参加した「短パン社長×マイアミケイタのトークライブショー」でトークライブをされた、短パン社長こと(株)ピーアイの奥ノ谷圭祐社長と、マイアミケイタことフジテレビ演出家の萩原啓太さんは、正にそれを実践している方です。

短パン社長×マイアミケイタのトークライブショー

私が奥ノ谷さんを知ったのは、「エクスペリエンスマーケティング」(略称「エクスマ」)という考え方を提唱された藤村正宏さんの書籍「新版 安売りするな!『価値』を売れ!」という書籍からでした。奥ノ谷さんは、その書籍の中で、「エクスマ」を実践し、成功している実業家として登場されています。
奥ノ谷さんは、店舗を持たず、SNSを通じて物を売っています。販売する物は衣服に限らず、カレーも売れば、お米を栽培して売ったりもされています。通常のアパレル会社では考えもしないような事業展開をされています。でも、それが売れているのです。「職業は奥ノ谷圭祐」だとすら言われています。年齢は恐らく私とほぼ同じだと思います。

マイアミケイタさんは、フジテレビ史上最年少の番組ディレクターで「人生のパイセンTV」や「ヨルタモリ」などの演出で力を発揮された方で、現在まだ31歳です。

トークライブを聴いて、お2人とも、常に自由な発想を持ち、時代の流れや人の心をしっかり見て行動しておられることがよく分かりました。

トークライブで伝えていただいたことは、周りにどう思われようと好きなことをすること。自分のファンになってもらうためには、個性を出して発信し続けること。その前提にあるのは、相手に喜んでもらいたいという気持ちであること。ではなかったかと思います。
このことは、どの業界にも等しく当てはまることで、弁護士も例外ではないと思います。

初めの方に書いたとおり、弁護士には高度の職業倫理が求められていますので、品位を欠くことができないことは当然ですが、「いわゆる弁護士」という枠組みに囚われず、私に関わって下さる方がどうすれば喜んで下さるのか、そのことを自由な発想で考え、発信し、実践し続けていきたいと思ったのでした。

左が短パン社長、右がマイアミさん
(左が奥ノ谷さん、真ん中が私、右が萩原さんです。)

興味を持たれた方のために

短パン社長のHP
短パン社長 奥ノ谷圭祐

藤村正宏さんの書籍
安売りするな!「価値」を売れ!