人には無限の可能性がある

私は、人には無限の可能性があると考えています。

先日、ある会議で、制度が変わらなければ、その制度の中にいる現場の人間は変わらない、という意見を述べた方がおられました。これは一面では真実なのだと思います。
しかし、私は、違和感をぬぐえません。
私の感覚では、現場の人間の在り方如何によっては、制度は下から動かしていける余地があるものだと思うからです。制度を変えようという下からのエネルギーなくしては、制度は変わらないという面もあると思います。

「制度が変わらなければ人間は変わらない」というのは、ある種、人の可能性を諦めた議論のように思います。そこに違和感を感じるのです。
人の行動は、意識が変われば変わって行く余地があるものです。人の意識を変えることは、容易ではありませんが不可能ではありません。意識の持ちようによっては、不可能と思っていたことが可能になることもあります。
人の行動が変われば、大きな制度を動かすことも不可能とは思いません。

私は、人と関わる仕事をしている限り、人の可能性を信じていきたいと思います。そのように人と関わっていきたいと思います。