選択理論

心理学に,「選択理論」というものがあります。

アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が提唱した心理学です。
他人に行動を選択させることはできない,すべての行動は自らの選択であると考えます。

これと対局にあるのは,外的コントロール心理学といい,人間の行動は,外部からの刺激に対する反応であると考えます。

外的コントロール心理学に基づくと,人間は,自らの行動をすべてコントロールできるわけではない,ということになりますから,例えば,自分にとって喜ばしくない出来事が起こった場合,他人のせいにしたり,状況に愚痴を言ったり,といったことにつながります。

私は,選択理論心理学というものがあるということを,つい最近知りました。
スタッドレスタイヤをノーマルタイヤに履き替えるために,タイヤ屋さんで待っているときに,待合室に流れていたテレビ番組を何となしに観ていると,京都のバーベキューに特化した「やまむらや」というお肉屋の社長さんが選択理論について話しておられました。

その社長さんは,お店の人間関係がぎくしゃくしていたのを,選択理論を学んだことで改善させたと話しておられました。

その場ですぐに書籍を検索して購入しました。
私が購入したのは
「人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論」(渡辺奈都子著 )です。

ちなみに余談ですが,そのテレビを観て以来,バーベキューのお肉は「やまむらや」さんで買っています。

選択理論に基づいた考え方で行動することは,少なくとも私にとっては考え方を180度変えるくらいの変化を伴うものですので,一朝一夕にできることではありませんが,これからも学びを継続して,実践できるようにしていきたいと思っています。